Bee's Favorite

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映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

【Bee's check point】

■絵画ものの映画は見逃せない。
■一市民が国家に立ち向かう話。スカッとする。

(見たのは2015年12月)

絵画ものには目がないので~。
映画「黄金のアデーレ」を見てきました。

贋作ものと絵画泥棒ものはもっと好きなんですけど、
これはナチスに奪われた伯母の肖像画であるクリムトの絵を取り戻すという実話がベースの話。
ヘレン・ミレンのとても品のある演技で、ナチスに国を追われる時代と国を相手に訴訟するなんて大変な話を、
気持ちのいい映画に仕上げていました。

こういう感じで最後にスカっとしたのは、同じ訴訟ものの「エリン・ブロコビッチ」以来かも。

でもどっちかっていうとアルトマン夫人の話というより、若い弁護士が成長していく物語とも言える。
見どころが一つじゃなくて面白かったです。
映画を見たのは渋谷のスペイン坂の上にある小さなシネマライズ
この映画の上映を持って12月いっぱいで閉館になるとか。
風情を残す小さいところがどんどんなくなっていきます。

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