ジャイアンツの上原が引退。
今年は1軍に上がれてなくて、
2軍でも打たれているという記事を見たばかりだったけれど、
残念だ。
今年はまだ1軍で投げるのを見られると思っていたのに。
引退会見の最初から涙を目に浮かべていたので、
ああ、まだやめたくなかったんだろうなあと思った。
でも、やりたいからやれるっていう世界ではないんだ。
もちろんただ野球をやるだけならいいけれど、
1軍で投げられなければ意味がないのだろうし。
野球人としての経歴はもちろんすごくいいんだけれど、
彼の引退に寄せたプロ野球界の人たちのコメントが、また良かった。
何人もの選手が、「自分の中では最高の投手」という言葉のを使っている。
「これまでよくやったと思う。
上原君の持ち味は、テンポ良く投げて相手を追い込んでいくピッチング。
監督時代に20勝したルーキーシーズンは今でも忘れられない。
アメリカに行ってからも、日本の野球を見せてくれた功績は大きい。
まだ若いし、後輩たちに教えることはいっぱいある。どんどん伝えていってほしい。
長い間ご苦労さん。今かけたい言葉はその一言だけです」―長嶋さん
大学からドラフトにかかるとき、
巨人か大リーグかという選択になって、結局巨人に入ったわけだけれど、
そのときのことを書いたこの記事も良かった
引退会見では多くの人に感謝の言葉を述べていたが、
本当にいろんな人との出会いが彼の人生を左右していたのだなということがわかる。
誰にでも多くの人との出会いがあるのだが、
それが結果として良い方向に向かうきっかけになったかどうかは、
あとになってみないとわからない。
いろんな人がいるだろうから、善意の人も悪意の人もいるだろうし、
どっちと先に出会うかも大きな分かれ道になるかもしれない。
ただ、どっちにしろ、本人のもつ才能と自分はどっちがいいという意思、
好かれる人柄はものを言うんだろうな。
Full Countの記事も好き。
そういう捨て置けない魅力があった人が、ということだろう。