Bee's Favorite

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映画「マジック・イン・ムーンライト」

【Bee's check point】

■英国ユーモアたっぷり。
■気づけばウディ・アレンもの。
■年齢差のあるカップルがありの洋画、なしの邦画。

(見たのは2015年5月)

友人に「コリン・ファースの映画を見に行こうよ!」といわれて、
どんな映画かも知らずに「いいね!」と言って観てきました。
行った日もバタバタしていて、上演開始5分前に映画館に着いて、
友人の取ってくれた席におとなしく座って観たんですけど、見終わって、
「こういうの、好き」と友人に言いました。

他愛のないロマコメなんですが、こういうのって日本人には作れない映画だなあとつくづく思います。
コリン・ファースは50歳過ぎてるんですよ!役の設定が何歳か知りませんが、
それなりに人気のあるマジシャンで、まあ、30代後半から40歳ってとこでしょうか。
相手役は25、6歳。
あちらの俳優は50歳過ぎていてもちゃんと半分くらいの年齢の女優とラブコメを演じます。
女のほうが相手を「オジサン」と思う瞬間もないですし、男のほうも当然のように堂々とアプローチしますね。
無理なくフツウにキャスティングされている。

そういえば、ロバート・レッドフォードリチャード・ギアも50代でちゃんとロマンスもの、やってました。

セリフが大変こじゃれていて、会話を交わすうちにどんどん2人が恋に落ちていくのがわかりました。
頭のかたい皮肉屋の英国人マジシャン(コリン・ファース)、アメリカから来た霊媒師の女、
舞台は1920年代のコート・ダジュール、大富豪のお屋敷。設定も夢見心地。
働くことにあくせくしていると、こういう話は生まれないんですね。

終わってからわかったんですが、監督・脚本はウディ・アレンでした。
なるほどコリン・ファースがこんなラブコメに出るわけだ、と思いました。
ウディ・アレンにとってはこういう年齢差はフツウなのかもしれません。
そういえばこの女優はちょっとミア・ファローに似ている?

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