【Bee's check point】
■ジュディ・デンチ。あと何作見られるかわかりませんが、見るたびにすごいです。
■イギリスとインド。インドがイギリス領だったことは知っていますが、関係性は未知でした。
■Bunkamura Le Cinemaで上映するってことは、ちょっとユーモラスかなと思って見に行きました。
(見たのは2019年2月)
実はこういうコスチューム劇がけっこう好きなんですよね。
ヴィクトリア女王の時代、英国はインドを統治していましたが、女王がインドへ行ったという記録はない。
女王の晩年に女王がとても気に入っていたインド人の「友人」がいたということも隠されてきたそうです。
英国はあまりインドに良いことをしていなかったから。
2010年になってそのインド人の日記というのが発見されて、
それを元に作られたのがこの映画だそうです。
なので、映画の最初にテロップが出るように、「ほぼ実話」。
ほぼ、と言うところにどれくらいフィクションが入っているのかはわかりませんが。
夫の死後、黒い服しか着なかったと言う気難しい女王ですが、背の高いハンサムが好き。
インドからきたアブドゥルを気に入り、常にそばに置くようになります。当然周囲と軋轢が起こる。
アブドゥルの心理よりも女王の心理描写のほうがメインで、なによりもジュディ・デンチの演技が素晴らしい。
ヴィクトリア女王が愛した本物のお城を初めてロケ地に使ったという贅沢と、
豪華な衣装やセットとジュディ・デンチだけで、けっこう満足。