Bee's Favorite

映画、絵画展、コンサート、本、日々の感想。

映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

【Bee's check point】

■レオ様の新作。
■主演男優賞、取らせてあげたかった!
■マネーものはほんと、人間の本性がわかりやすい。

(2014年3月に見た映画)

レオ様がアカデミー賞をまた取れなかった記念に観てきました。
こんなに面白いのに、すごい熱演なのに、どうしてとれなかったのか。
どうしようもなくお下品なシーンの連発なので、
作品賞はともかく、主演男優賞はとらせてあげたかった。

ごく普通の若者だったジョーダンが株のブローカーになったその日に株が暴落、
巧な話術で違法すれすれのペニー株取引で荒稼ぎをして大金持ちになり、
酒と女とドラッグで転落していくまでの実話なのですが、
恐ろしいというよりは、あまりの堕ちっぷりに痛快な感じも。

つらかったのは3時間という上映時間でしたが、
スコセッシ監督の飽きさせない展開のうまさと、
ディカプリオの野心を持った哀しい男をやらせたら最高な演技のおかげで、
ずっと笑ってみていました。
画面に「ジョーダン!」と出るたびに「冗談」かと思えたほど。

レオ様、この作品のあとはしばらく映画はお休みだそうで~。
アカデミー賞主演男優賞をとったのが、
この映画の最初に出てきてジョーダンに株の売り方を指南した変な上司(マシュー・マコノヒー)だったというのは皮肉でした。

1980~90年代の設定で、音楽がとても懐かしかったです。

でも一番面白かったのは、見終わったあと、
一緒に見ていた友人が「証券会社って今でもあんなのかな」と真顔で言ったことです。
うまい映画って影響力が強い!

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