Bee's Favorite

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映画「シン・ゴジラ」

【Bee's check point】

■映画館で、大音響で見るべき邦画。
■日本人でも日本語の理解が追いつかない早口。字幕はどうなるのか心配。
石原さとみが出てくるといい匂いがするという噂があったが、確認できず。

(見たのは2016年8月)

シン・ゴジラ」を観てきました。
どうせなら歌舞伎町のゴジラのいる映画館で見ようよということで、2日前に予約を入れたら、
もうかなりの席が埋まっていまして、レディースデイというのに男性もいっぱいでした。

ネタバレになるのであまり言えませんが、子ども向けの怪獣映画じゃなくて、大人向けの映画でしたね。
特撮も評判のようですけど、それが見たい人と、ドラマが見たい人と、2つに分かれると思います。

内閣、防衛庁はじめ自衛隊各師団の協力があるということで、かなり迫力のある映像の連続です。
東京都内って、なかなか映画のロケや撮影許可が下りないことで有名ですが、
ここもあそこも、よく知っている場所をゴジラが豪快に壊していきます。

ゴジラの最初の作品を見ているので、あのなんとも「怖かった」ゴジラ、意志をもって進み、
破壊していたゴジラからすると、生物とはいえ何の感情もなく、ただただ東京を破壊するゴジラが異様に見えます。
60年前とちがって、今の時代が抱えている薄気味悪さみたいなものを反映してるんでしょう。

もちろん東京都民は逃げ惑うのですが、国民の姿よりも「政府」に焦点を当てているので、
特定な人をクローズアップしないし、「民間」も出てきませんし。
でも、たぶんそこらへんは意図的に切り取っている感じがします。
長くなるし、見せたいことがぼやけるかも。

日本語の映画なのに、3分の1ほどは聞き取れなかったんです~(^_^;) 
何言ってるかわかんない、っていうのもミソかもしれません。
それと、ゴジラに破壊されて、危機に瀕して対策本部を郊外に移しても、
朱肉をつかって書類にハンコを押してる政府の皆さんが、なんとも。

いや、笑いごとではない。

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