いつごろから野球を見るのが好きだったのかは記憶にありませんが、
中学生の時には確実に好きでした。
そのくらいの女の子が野球好きになるきっかけは、
家で誰かがいつも野球中継を見ているか、高校野球にかっこいい選手がいたかどっちかじゃないでしょうか。
私は両方かな。
学校に同じような指向の友達がいたことも大きかったと思います。
大学の時には、いろんなスポーツをやっている体育会系の友人が多く、
高校生までは知ることもなかったスポーツについて知る機会も増えました。
ユーミンの「ノーサイド」という曲が出たのは、大学3年の時だったかと思いますが、
当時はラグビーもブームだったと思います。
サッカーはもっとずっと後ですね。
その体育会系の友人と、どのスポーツが頭を使うかという話をしたことがあるのですが、
やるほうからすると、野球は難しいからバカではできない、ということを言っていたのが印象に残っています。
私は野球を見るのは好きですが、やったことがないので、
そういうスポーツをやる側の視点がなかったんですね。
スポーツ観戦はだいたい何でも好きですが、
いや、ラグビーのルールのほうがわかんないだろう、アメフトはもっとわかんない、
なぜ、すぐに止まるんだ?
一瞬で形勢が変わるサッカーもイライラする、と思っていたのですが、
投げる1球ごとに戦略が変わる野球は、やるほうからすると最も難しいのだそうです。
それを聞いて、私も野球に対する見方が変わりました。
なるほど、頭を使うんだと思って野球をもっとじっくり見るようになると、
1球ごとに狙いも守備位置もいろいろに変わってくる。
プロ野球は年間140試合もあって、同じリーグの中では5球団と繰り返し対戦するのに、
毎日ピッチャーも変わりますし、同じ展開の試合は一つとしてありません。
高校野球は1つ負けたら終わりという緊張感の中で、いろんなドラマも生まれます。
何よりも「球」は転がるのですよね。
野球以外でもボールを使うものは皆そうですが、人の意思とは違う方向に「転がる」。
勝利も敗戦も、どちらかに転がります。
試合時間もスポーツの中では結構長いほうです。
なので考える時間もたくさんある。
考えながら見ていると面白い。
サッカーは、やっているほうはフォーメーションとかいろいろ考えているのだと思いますが、見ているこっちはあまり考えている余裕がない。
ボールの転がり方に一喜一憂するだけです。(私はね)
今日は、東京ドームに読売巨人vsシアトルマリナーズ戦を見にいきました。
野球界ではレジェンド、マリナーズのイチロー選手を見ようというのが第一目的です。
日本で彼を見るチャンスはもうないかもしれませんし。
球場全体がイチロー見たさに来たファンでいっぱいでした。
野球の試合を見に行ったのですが、途中経過とか勝敗とかはなんかもうどうでもよくなっていました。