【Bee's check point】
■リチャード・カーティス作品。好き。
■英国の家族の厳格さの中にもユーモアがあるところが素敵。
■タイムトラベルものだけど、科学っぽくない。
(見たのは2014年10月)
私をロマコメにはめた(というかヒュー・グラントにはめた)リチャード・カーティスの監督作品、
これが最後の監督作品だということですが、「About Time」を観てきました。
もう上映8週目を超えていて、そろそろ見られなくなりそうです。
今回はヒュー様の起用はなし。
作品を見れば彼の年齢がはまる役がないことがわかりますが、
リチャード・カーティスのしゃれたシチュエーションとセリフがちりばめられた脚本をあまりにうまく演じたので、
彼にはロマコメ以外の役が来ないのだと思います。
「About Time」はロマコメではなく家族の物語。
これをたぶんハリウッドが作ったらもっと人間関係が粘っこくなるのでしょうけれど、
英国風の自由で、それでいていろんなものにちょっとずつしばられていて、
でもわりとさらっとした温かい雰囲気がとてもいいです。
劇中には歌詞付きの曲が多く使われていて、これも場面ごとに意味深。
いろんな気持ちを代弁しています。日本のドラマや映画では、
主題歌とかエンディングくらいしか歌詞付きの曲を使わないのですが、
カーティス作品にはいつもたくさん使われています。