Bee's Favorite

映画、絵画展、コンサート、本、日々の感想。

ミュージカル「ヴァンパイア」

(2014年8月)

韓国ミュージカル「ヴァンパイア」っていうのを見てきました。
あまりの無法ぶりに呪いをかけられて吸血鬼となってしまったドラキュラ伯爵の物語ですけど、
600年も生きて、最後に日の光にあたって死んじゃうんですね。

驚いたのは、「ドラキュラは日光と十字架に弱い」っていうことを知らないで見ている若い人がいたこと。
ヨーロッパの話なのでそこは詳しく説明されないので、
刺されても死ねないドラキュラが死んでしまうのが不思議だったようです。

以前「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディを見たときも、
大佐とマリアと子供たちの関係がわからずに見ていた20歳くらいの子がいて、
もはやその辺も「古典的素養」の一部なのかもしれません。
時代劇も今はほとんどテレビでもやりませんから、
いずれお奉行様は正しくてお代官様や越後屋は悪いっていう
誰でもわかる決まりごともなくなっちゃうのでしょう。

ディズニーが昔話を取り上げる意味は大きいかも。