【Bee's check point】
■そういえば北斎の有名な絵って見たことないな、と思って。
■もう東京では見られない(らしい)、永田コレクションがすごかった。
■北斎漫画が面白くて、またどっかでやったら見に行きたい。
(見たのは2019年2月)
北斎研究の第一人者である永田コレクションが大半で、
今後は島根の美術館から東京に来ることはないということだったので、
六本木ヒルズでやっている新北斎展に行ってみました。
展示数が多く、作品は小さく大変細かいので、全部見るのにけっこう疲れました。
旧津和野藩主家が持っていたという一連の摺物は初公開だそうで、とても色鮮やかで見入ってしまいました。
展示の最後に、今回の目玉である2幅の絵、「龍」と「虎」。
北斎の最晩年の作品と言われています。
龍は雲の中にいて、虎は雨に打たれています。天の龍と地の虎、2つ合わせて「阿吽」。
90いくつにして北斎が到達した境地など、難しすぎてよくわかりませんが、
何とも言えず迫力があるのに、とても静かな感じがしました
隅田川のそばで生まれ、一生をそこで暮らしたという北斎。
江戸(東京)のいたるところからの景色の絵が美しいです。
解説にもなんども「構図の面白さ」ということが出てきますが、
本当にものの見方がユニークだなあと思いました。