(2017年9月)
芥川賞とか直木賞の作品にはあまり興味はないんですけど、
今回は佐藤正午さんだということで手にしました。
いまさら直木賞?と思いましたが面白かった~!
最近、作り話より現実に起こっていることの方がすごくて、ちょっと小説から遠ざかっていましたが、
「永遠の1/2」以来、好きな作家だったのですが(最近は賭け事がらみの文章が多かったので遠ざかっていましたが)、
さすがのストーリーテラーでした。
ありえない話を、リアルな描写で固めたところが一気に読んでしまった原因かと。
岩波書店の本は、書店の買い取りなので置いてある書店がなく、授賞後なかなか入荷しなくて、
それを待った、というのもちょっとワクワクを誘いました。